救急業務連携システム実証実験について
当組合では、TXP Medical株式会社が開発した救急業務連携システム「NSERmobile」を活用した実証実験を行います。
実証実験の期間
令和6年6月26日~令和7年3月31日
実証実験の内容
実証実験では、OCR機能(カメラによる文字認識機能)や音声入力機能等を用いて、運転免許証、お薬手帳などから傷病者情報を文字化しタブレットに入力します。
その後、入力した傷病者情報を電子データとして医療機関へ送信することで、救急隊と医療機関での情報共有を行います。
実証実験で期待される効果
救急活動の効率化
OCR機能と音声入力機能により、運転免許証やお薬手帳等から氏名、生年月日、年齢、住所、服用薬などの傷病者情報を電子データとしてタブレットに取り込むことで救急活動の効率化を図ります。
搬送先医療機関決定までの時間短縮
従来の救急活動では傷病者情報を医療機関へ電話連絡のみで伝えていましたが、実証実験では、電話連絡と併せて電子データを送信することで情報の伝達が容易かつ正確になり、救急隊の搬送先医療機関決定までの時間を短縮することが可能となります。
医療機関へ画像送信する場合の傷病者への対応
OCR機能(カメラによる文字認識機能)により、傷病者の運転免許証等の個人情報を撮影する場合や、負傷程度など傷病者の状態を医療機関へ画像送信することがあります。
救急隊員は、傷病者等に説明を行い、画像送信の同意を得ます。傷病者等に同意をいただけない場合は、画像送信を行いません。
傷病者の意識がない、家族がいない等、同意を得る機会がない場合でも、救急隊員が緊急とみなし、画像送信を行うこともあります。
個人情報の取り扱いについて
今回の実証実験で取得した情報は、受入の連絡をする医療機関以外には送信しません。また、救急業務連携システム管理運用指針に基づき適正に管理いたします。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
お問い合わせ先
- 消防本部救急課
- 〒061-3211 北海道石狩市花川北1条1丁目2番地3
- TEL:0133-74-5399